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独立記念日とは
今年も『ジュライ・フォース』7月4日独立記念日がやってきます!
独立記念日(Independence Day)は、1776年にイギリスからのアメリカ独立宣言が公布されたことを記念して、毎年7月4日に定められているアメリカ合衆国の祝日です。
独立記念日(インディペンデンス・デイ)とも言いますが、「7月4日」(Fourth of July)、(July Fourth)と言えば独立記念日を指します。最も米国らしい祝日とされ、クリスマス、感謝祭と並び全米が祝日モードとなり、BBQ を楽しんだり旅行に出かけたりする人も多くいます。そして、ニューヨークをはじめ大都市では大型の花火打ち上げや屋外コンサートが行われます。
アメリカの独立記念日になぜ花火?
7月4日に花火を打ち上げる伝統は、1777年7月4日、フィラデルフィアで開かれた独立記念日の祝賀会で始まりました。
独立宣言以前には13州がイギリスの植民地とされており、その植民地に敬意を表して、13発の大砲が発砲されました。それが独立記念日の花火の始まりです。また、祝賀会の準備で働いたスタッフにも食事が振る舞われたそうです。その名残で独立記念日にBBQをする習慣ができたともされています。(A&E Television Networks JUN 8, 2022、ペンシルベニアイブニングポストより)
ニューヨーク・独立記念日の花火とは?
独立記念日にニューヨーク市で最も有名なイベントは、メイシーズ主催の花火です。
1976年以来、毎年恒例のメイシーズの花火は、今年で46回目を向かえ、何百万人もの観客を楽しませ続けています。
今年のスペクタクルな花火は、空中300 m 、イーストリバーを1.6 kmのスケールで演出されます。
花火の光は1分間に1,920発以上咲き乱れます。当日は、ミュージックショーも開催されます。 (Macy’s 公式ウエブサイトより)
<日時> 7月4日(月)9:25PM 頃
<場所> イーストリバー(E23rd ストリート からE42th ストリート付近)
<中継> NBC テレビ (8:00PM – 20:00PM)
ミッドタウン高層ビルからの花火
打ち上げ場所とベストスポット
今年の花火の打ち上げ場所は、E23rd ストリートからE42ndストリート辺りです。(5箇所)
主催するメーシーズの情報によると下記の場所が花火の鑑賞ベストスポットです。これらのスポットは混雑が予想されます。キャパシティーオーバーになりましたら閉鎖され、FDRドライブに沿った追加のオープンアクセスポイントに誘導されます。また、当日はアクセスポイント、表示場所、交通機関は変更される場合があります。
*今年の花火打ち上げスポットは、ブルックリン・ブリッジ付近ではなく、ミッドタウン、イーストサイドエリアになりますので、次の場所は花火鑑賞にはお勧めしませんのでご注意ください。(ブルックリンブリッジパーク、ブルックリンハイツプロムナード、ブルックリングランドフェリーパーク、ドミノパーク、クイーンズハンターズポイントサウスパーク、ルーズベルトアイランド)
ブルックリンハイツから花火を待つ風景
● パブリック・ビューイングの会場について
パブリック・ビューイングの会場は、NYPD(ニューヨーク市警察)によって設営管理されます。
ブルックリン、クイーンズ、マンハッタンのウォーターフロントのパブリックビューイングの会場が、後日、公式ウエブサイトで発表予定。
メイシーズのウエブサイトで、エントリーの詳細やマリンビューイングなどの最新のビューイング情報を確認できます。
*パブリック・ビューの会場は、大変混雑し、お昼頃からの場所の確保が必要です。
手荷物制限もあり、クーラーボックス、椅子、傘、ブランケットなどは持ち込めません。
ブルックリン内ワシントンハイツからの花火
花火鑑賞・おすすめクルージング
独立記念日に花火クルーズはいかがでしょうか?
クルーズ船やヨットでクルージングを楽しみながら、ディナーにサンセット。そして、ワインを片手に花火を味わえます。
● サークルライン (Circle Line)
<出発地> ピア83 (ヘルズキッチン)
<価格> 229ドル以上(3〜12歳の子供は179ドル以上)
<時間> 6:45PM(乗船開始 5:45PM)
<所要時間> 約5時間
<年齢制限> クルーズには年齢制限なし(アルコール摂取は21歳から)
サークルラインのクルーズは、ハドソン川を下ってマンハッタンの先端を巡り、素晴らしいニューヨークのスカイラインを眺めることができます。フライドチキン、ハンバーガー、ホットドッグ、マックアンドチーズなどの古典的な独立記念日の料理ビュッフが楽しめます。チケットには無制限のビール、ワイン、ソーダも含まれています。
● シティクルーズ (City Cruises)
<出発地> ピア15 (サウスストリートシーポート) または ピア61 (チェルシー)
<価格> 229ドル以上(チケットの種類により価格が異なります)
<時間> 6:45PM(乗船開始 5:45PM)
<所要時間> 約4時間
シティクルーズの花火クルーズは、ピア15とピア61から出発します。
船内では、作りたて高級レストランさながらのディナービュッフェをお楽しみいただけます。
ビール、ワイン、クラシックなカクテルを楽しめ、ニューヨーク市の代表する景色を眺めることができます。
● マンハッタン ・バイ・セイル (Manhattan by Sail)
<出発地> クリッパーシティ:ピア17
シアウォーター:ブルックフィールド・プレイス ノースコーブマリーナ
<価格> 499ドル(12歳以下の子供425ドル)
<時間> クリッパーシティ 5:30PM -10:00PM
シアウォーター 5:00PM –10:00PM
<所要時間> 約4.5時間
*クリッパーシティ、シアウォーターと乗船するヨットが2艇から選べ、出航するヨットハーバーの場所が異なります。
ヨットでのセイリングを楽しみながら優雅に花火を楽しめます。
BBQディナー をはじめ豪華メニューがあり、お子様向けのお食事も充実。
赤いサングリア、白いアブソルートの洋ナシとレモネード、ブルーコスモスなど、セーリングのロマンチックを演出するラインナップです。
花火大会だけじゃない、ニューヨークの独立記念日のおすすめイベント !
● Nathan’s(ネイサンズ)ホットドック早食い競争
日本では見ることのできないロングビーチ。
その前には、ジェットコースターや水族館がある観光地の1つ、コニーアイランドで1916年に始まったホットドックの早食い競争。
日本人の小林尊さんがセンセーショナルな記録を打ち出し世界的に有名なコンテストになりました。
TV中継され、今年も35,000人程のファンが集まる見通しです。
昨年は欠場していた7連覇の記録を持つ須藤美貴さんも今年は戻ってきます。是非、応援したいですね。
<日時> 7月4日(月)11:00AM
<場所> ネイサンズ本店 (Nathan’s)
1310 Surf Ave, Brooklyn, NY 11224
<ウエブサイト> ネイサンズ
● ムービーナイトin ブライアントパーク
ミッドタウンのアーバンオアシス、ブライアントパーク。ナイトピクニックをしながら野外ムービーを楽しみましょう!
公園内では食べ物、ドリンク、ワイン、ビールの販売があります。
もちろん、無料です!
<上映映画> ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション (5作目)
<日時> 7月4日(月)5:00 PM 会場オープン・8:00PM上映 スタート
<場所> ブライアントパーク(Bryant Park)
5th Avenue, 6th Avenue, 42nd Street, and 40th Street
<ウエブサイト> ブライアントパーク・ナイト・ムービー
*芝生に入る際に荷物検査があります。
● アメリカ独立宣言書公開
アメリカ独立宣言書は2部存在し、1つはマンハッタン42nd ストリートにある図書館に保管されています。
トーマス・ジェファーソンによって手書きされたこの宣言書が独立記念日の週に一般公開されることがあります。
残念ながら、今年はまだスケジュールが発表されておりません。
● トラビス フォース・オブ・ジュライ・パレード(Travis 4th of July Parade)
雰囲気のある小さな町のパレードはいかがですか?
スタテン島のトラビスに向かいましょう。
ノスタルジックなマーチングバンドとカラフルなフロート(パレードカー)パレードを行います。
独立宣言の前の植民地時代に歴史をたどるこの町のパレードは、1911年以来、続いています。
最も古い独立記念日のパレードかもしれません。
<日時> 7月4日(月)12:30PM
<場所> 出発:P.S.26(公立学校26)
終点:ショープレイスエンターテインメントセンター
*国道440号線のVictory Blvd出口を含め、島へのすべてのアクセス道路は11:30AMに閉鎖されます。
● タイムスリップをして独立記念日を祝おう!
19世紀のアメリカが再現されているヒストリック ・リッチモンド・ タウンは、スタテンアイランドにある歴史博物館です。
一歩足を踏み入れると、約200年前のアメリカがそこにはあります。
ビクトリア朝の生活に触れながらアクティビティを楽しみましょう。
<日時> 7月2日(土)– 7月4日(月)11:00AM – 4:00PM
<場所> ヒストリック・リッチモンド・タウン(Historic Richmond Town)
441 Clarke Avenue, Staten Island, NY 10306
<ウエブサイト> ヒストリック・リッチモンド・タウン
<入場料> 15ドル(1名)
8世紀の7月4日から、夜空を照らし舞い散る花火が続いているかと思うと、いにしえに思いを馳せますね。