ニューヨークと聞くと⾃由の⼥神を思い浮かべられる⽅も多いかと思います。
『⾃由の⼥神』として知られる” Statue of Liberty “ ですが、実はこれはニックネー
ムの様なもので、正式名称は『世界を照らす⾃由』といいます。
⾃由の⼥神はニューヨーク湾にあるリバティ島(旧名称︓ベドロー島)にそびえ立ってます。
Contents
自由の女神への行き方
⾃由の⼥神を観光する⽅法は⼤きく分けて 4 つあります。
1. 公式フェリー「スタチュークルーズ(Statue Cruises)
2. 各種ツアーサイトから申し込む
3. バッテリーパーク内の勧誘クルーズ船に乗る
4. スタテンアイランド⾏きの無料フェリーに乗る
1. 公式フェリー「スタチュークルーズ(Statue Cruises)」にて自由の女神がある島、『リバティ島』へ行く唯一の手段は、公式フェリーに乗船することです。
他のクルーズ船ではリバティー島へ上陸できませんのでお気を付けください。
フェリーは、マンハッタン側とニュージャージー側から乗ることができます。
NY観光をされる場合は、マンハッタンの1番下にあるバッテリーパークから乗船できる『ニューヨーク発』のフェリーに乗るのがお勧めです。このエリアには3つの異なるフェリー乗り場があります。自由の女神へ行く場合は、『バッテリーパーク』内にあるフェリー乗り場から向かいます。
バッテリー・パークまでの行き方
●自家用車をご利用の場合イーストサイドからはFDR Drive South でExit 1, South Ferry/Battery Park へ。ウエストサイドからは、Westside Highway South (Route 9A) を利用し、Battery Park へ。
*バッテリーパーク周辺では、路上駐車や専用駐車場が制限されています。
●バスをご利用の場合 M1, M6 or M15 to South Ferry (終点)
●地下鉄をご利用の場合地下鉄でバッテリーパークへ行く場合は、最寄駅は下記の地図、グレーの囲みにある駅になります。緑色の路線4、5/Bowling Green 駅赤色の路線1/ South Ferry 駅⻩色の路線R W / Whitehall St–South Ferry* J Z Broad St.駅からでも徒歩圏内(約5分)です。
<最寄駅の風景>
●4、5番線/Bowling Green 駅(A)こちらがバッテリーバーク側の改札になります。
(B) こちらは国立アメリカ・インディアン博物館前の改札です。
エレベーターとエスカレーターの設置がございます。こちらに出た場合は、インディアン博物館を正面に見ていただき、右手に見えますciti bank辺りの交差点を渡れば、バッテリーパーク内へお進みいただけます。
●赤色の路線1番線/ South Ferry 駅
●⻩色の路線R W 線/ Whitehall St–South Ferry駅スタテンアイランド行きのフェリ乗り場ビル(STATENISLAND FERRY)が目の前に見えます。
写真の左上、「South Ferry Station 1」側にバッテリーバークが見えます。
バッテリーパーク内 セキュリティ検査・乗船について
チケットをお持ちでない方、お手洗いを済まされたい方は前方に見える丸い煉瓦風の建物へお進みください。門を通り中へ入るとチケット売り場とお手洗いがあります。
案内板に従って右手へ進みます
フェリーに乗船するまでに、2度ほどチケットを確認されます。1回目は、この景色が見えた辺りです。チケットをご用意ください。
乗船する前にセキュリティチェックを受けます。マスクを着用して建物内へ進みます。セキュリティチェックでは、2回目のチケットを確認され、その後、X検査装置を通過します。上着、時計、ベルトなどは外した状態で線手荷物検査装置へお進みください。お水は持ち込み可能です。(2022年5月現在)
セキュリテー後は乗船を待ちます。この先はチケットを確認されません。
乗船すると船内とデッキ上にベンチ席があります。デッキで景色を楽しみたい方は、売店奥に進むとデッキへ向かう階段があります。
デッキは進行方向右側に座るのがオススメです。
出航し自由の女神が見え始めると皆さん右側の端に移動されます。乗船されたお客さんが多い場合は、早めに右側の端、手すり前を押さえるといいかもしれません。しばし、マンハッタン島とお別れです︕ニュージャージ州、ジャージーシティの高層群、エリス島そして、お待ちかねの自由の女神が見えてきます。写真撮影の際はカメラ等を海へ落とさないよう、シャッターチャンスをお見逃しなく︕
いよいよ、『自由の女神』に会いにリバティ等に到着です。
リバティ島の散策
自由の女神、真下に見える白い建物が、お土産屋さん、その左隣がカフェになります。
観光前にお手洗いを済ませられたい方は、お土産屋さんのお手洗いがスムーズです。
下船したら人の波について真っ直ぐ進みます。
エリス島に着きましたら、地図で施設の場所を確認されると便利です。制約はございますが、車椅子の貸出もございます。
スケジュールは時期によって異なります。
時間に余裕のない方は、観光される前にフェリー運行時間をご確認されると良いですね。フェリー時刻表
進んでいくと右手にオーディオガイド貸出ボックスがあります。
日本語を利用したいと伝えると日本語設定(100)をしたオーディ機器を貸してもらえます。
*”Japanese, please” や“ Could I have a Japanese audio ? “ などで通じます。
左手に2019年にオープンした『自由の女神ミュージアム』が見えてきます。
ミュージアム館内エントランス付近。左手自由の女神パネル奥にお手洗いがあります。
約100年間「世界を照らした」古いトーチが1984年に行われた修復工事で外されました。
現在はそのオリジナルトーチを博物館で見られます。
ミュージアムを出て星条旗まで行くと、右手に自由の女神のバックシャン︖
後ろ姿が見えてきます。普段見ることのない自由の女神の姿です。
ここで記念撮影はいかがでしょうか︖こちらが分岐点になります。(夏にはレモネードを販売しています。)
台座のチケットをお持ちの方は、右手、自由の女神の方へお進みください。左側に台座の入り口が見えてきます。
自由の女神正面へ向かわれる方は正面に見えますマンハッタン方面へ真っ直ぐ進み、湾に沿って歩きます。
この辺りから自由の女神が近づいてきます。
この桟橋を越えたあたりから自由の女神の撮影ポイントになります。
自由の女神正面真下辺りには、写真撮影サービスもあります。背の高い建物はしゃがんで撮影されるといいです。
自由の女神の正面を過ぎ、白い建物、お土産屋さん手前右にこのオブジェが見えます。
台座へのチケットをお持ちで、まだ台座へ登られない方は、ここを右へ。
最初に台座からの出口が見えてきます。その出口を右手に真っ直ぐ進むと台座ビル入り口があります。
そろそろ、お腹も空いてきましたね。お土産やスナックはいかがでしょうか。
フェリーの時間までカフェで食事も取れます。お手洗いもお済ませくださいね。
さて、いよいよ自由の女神ともお別れです。乗船の際には、チケットの確認は基本的にありません。
ニューヨーク行きのフェリーに乗船すると最初にエリス島へ向かいます。
エリス島をご覧になりたい方は下船ください。
エリス島について
ニューヨークへ直接戻られたい方は、そのまま出航するのをお待ちください。
エリス島の風景ヨーロッパからの移⺠が入国検査を受けたホール。
今は何もない空間ですが、昔はここに多くの移⺠希望者が押し寄せました。途方もない船の⻑旅のあと、このエリス島まで辿りついたとしても、入国審査を通過しないとアメリカの地へ入れることができませんでした。
狭い牢屋の様な部屋で何日も入国審査を待たなければならなかったようです。
もちろん、ここで入国を拒否されれば、マンハッタンの地は踏めませんでした。
移⺠希望者の明暗を分けた場所とも言えます。
ウイルスミスの映画Hitch (最後の恋のはじめ方) にもそのエピソードが登場します。
海を渡って辿り着いた移⺠希望者は、この窓から近くて遠いマンハッタンを眺めていたのかもしれませんね。
島内には移⺠としてアメリカへ降り立った方々の名前が刻まれたモニュメントがあります。ヨーロッパ系のアメリカの方々は、ここで、自分のルーツである先祖の名前を探されたりします。
では、リバティ島からのフェリーに、再度乗船してマンハッタンへ戻りましょう。
エリス島から眺めるマンハッタン